梅雨明け

 今朝、窓を開けたら蝉の声が聞こえてきました。
梅雨が明けた事を蝉が知らせてくれると毎年、感じています。
気象予報ではまだ、梅雨明け宣言はされていないのですが、毎年、蝉が無くと2・3日で梅雨明け宣言が出るので間違いないと思います。
私達人間のように 何でもかんで、科学で捉えるよりも自然のうごめきを身体で感じて梅雨明けを知らせる蝉の賢さに感心します。



私の父は漁師をしていました。
子どもの頃、邪魔になりながら、父の船に乗っていました。
父は、決して、邪魔だとは言いませんでしたが 小さい子どもがうろちょろすると漁の邪魔だったろうなぁと思います。
今の漁師は魚群探知機とか、超音波を使って魚を確実に捕らえる漁をするのかもしれません。が、父は潮の流れや色で判断していました。
時には、不漁の時も有ったのかもしれませんが船底にはいつも魚が泳いでいた記憶しかありません。
また、空の雲行き、雲の流れ、雲の色で明日の天気を知り、漁のことを考えているようでした。
自然の中で共存していれば自然が かならず、教えてくれる、そんな仕事をして父は7人の子どもを育て上げました。



私の仕事も自然との共存です。
決して戦うのではありません。
自然な力でお母さんがお母さんになり、赤ちゃんが誕生してくれます。
自分の都合と自分の力で生まれてきた赤ちゃんはとても、輝かしいと感じます。


蝉の鳴き声で梅雨明けを感じながら、追求できる所まで自然なお産を追求できる事に感謝の気持ちを感じました。