においの源

気がつけば9月に入っています・・・早いものですね。さて、さて、・・・
この前、(と言っても、もう2ヶ月以上前になりますが)美容院に行った時のこと。美容師さんが私の職業を知ってか、知らずか、「今度、妹が出産するんですよぉー、折角だから羊水の匂いをしっかり、嗅いどきやぁーっ!って話したんですぅー。」と言いました。昔の妊婦さんは「破水したかもしれない?!」と来院された時に当てていたパットをナイロン袋から出された途端に「はい、破水ですね!」と、破水の検査をしなくても匂いでわかりました。でも、それから10年単位くらいで変化し、現在ではほとんどの妊婦さんの羊水は匂いが無くなってしまい破水の検査をしないと分からない人が多くなりました。ほのほに来る妊婦さんの中には未だに羊水が羊水らしい匂いを発する人も多く存在します。5月のMさんは破水の途端に部屋中が羊水臭であふれ、7月の自宅出産のKさんも破水した途端に上のお姉ちゃんが「くっさぁ〜〜〜!!」と、鼻をつまんでしばらくは「くさい、くさい!」の連発でした。どちらのお産も波打ち際の海の香りを彷彿とさせられて私達、助産師はまるで海水浴に来たような感覚の中でお産の介助をさせていただきました。普段、旅行はもちろん行けないし海水浴に行くという年齢でもなく、でも、日常のお産の介助の中で海水浴を目的とした旅行した気分を楽しませていただいたひと時でした。
Mさんは長野でこだわりの農園を持ってご夫婦で就農していらっしゃり、Kさんはポラン広場の食材を利用しています。どちらのお母さんにも共通しているのは有機野菜。やはり、食の影響なんでしょうか?