1276座(いちにぃななろくざ)のこと

もう、ご覧になってくださった方もおいでですが、ほのほ助産院と深い関わりのあるお母さん達が行っております1276座が2010年2月の豊中市広報で紹介されました。


私・中井は助産院を始めてから こんなに素晴らしいお産を世の人々に解かって頂きたいと思いながらも、自分自身が活動できる余裕が無いことにもどかしさを感じていました。同時に、1276座の座長・こうたちえさん(社会学者)も お産の素晴らしさを残したり伝えたいと感じ、ご自身の仕事で大学の講義の中に取り入れたりしていらっしゃいました。


ほのほ助産院のОG会をきっかけにそんな気持ちをあれこれ座長とお話ししている中で2007年に1276座は誕生しました。
初めのころは座長が一人で公演に出向いて、しかも、全くのボランティアで活動していました。そんな座長を一人、また一人と、支えてくれる方がほのほ助産院ОGのお母さんたちから現れ、今では15人ほどの座員さんを抱えるまでになりました。
座員さんは小さな子どもを抱える若いお母さんたちですから、「子どもの突然の発熱」等で公演日に急遽、配役交代も有れば、子どもを預かってくれる施設や親族の確保もあります。そんな座員さんたちは座員間で調整したり、子守役の座員さんが現れてくださったりで今日まで活動が続いてまいりました。今日もどこかの幼稚園・保育園・小学校・高校で活動が行われていることでしょう。


そんなお母さんたちには、本当に頭が下がります。
私も座員の端くれに名前を連ならせていただいておりますが、私には1276座の会合に場所を提供し、ささやかな昼食をお出しする事位しか出来ません。(しかしながら、1276座のスタンスは出来る事を出来る人がやるなので、現状の役割に甘んじています・・・笑)

公演内容には感銘を受けた幼稚園・小学校等の先生方が多く『また、来年もお願いします!』とおっしゃっていただいております。また、以前 公演をさせていただいた学校から転勤をされた先の学校でもお話ししていただいて講演依頼を頂いてもいます。
学校の先生方も子ども達のためにと考えてくださっていることを感じます。


政治家が国会で『いのち、いのちを守りたい』と、なんどもおっしゃっていましたが、また、我々助産師の仲間が各地・各施設などで『いのちの出前講座』を催してもいますが、1276座は『お母さん』から伝えられる『いのち』の身近なお話しであり、温かなぬくもりです。


みなさんも『お母さんからのお話し』を1276座の公演で感じてください。公演をご覧になったあとのすがすがしさを味わっていただきたいと思います。