自宅出産に行って来ました

今回の自宅出産は兵庫県川西市
出産されるお母さんはご自身も助産師。
三人目の赤ちゃんです。
過去、お二人のお子さまはほのほ助産院に来院していただいてのお産でしたが、今回は 最後のお産になるかも?とおっしゃって、自宅を選択されました。
川西市兵庫県であってもほのほ助産院から昼間は40分程度で行けます。
当日、電話を貰ったのは午前2時31分。
相棒の橋本助産師さんに連絡を入れ、顔を洗って車に乗ったら2時36分。
深夜で車が行き交うこともなく、道路を独り占め状態、なんて快適!
ご自宅に着いたときは2時58分・・・はやっ!!過ぎたかな??と、思ったけれど、早い事に越した事無いよな、と、考え 夜中なのでチャイムも鳴らさずに勝手に人の家に上がりこむ。
おぅ、こんばんは!と、ご主人が迎えてくれ、お二人との長い関係を感じました。
毎回、お姉ちゃんの時もお兄ちゃんの時ももちろん、今回も、ご主人は必ず妊婦健診にも立ち会ってくださり お姉ちゃんは今年一年生になったので7年越しの付き合いだから、長いのも当たり前かぁ。


ご本人さんはまだ余裕の表情。
上の子ども二人は就寝中。
6時くらいになったらお姉ちゃんは起きて来るかも?と言う言葉を尻目に赤ちゃんの元気度をチェック。
グラフを見て産婦さんと二人で、おぉー、全く問題ないねぇーと、専門家同士の会話。
夜中なのに結構愉しくおしゃべりをして、そうこうしていると橋本助産師も到着。
足が冷えているから暖めようとお灸をして・・・。
良い感じで冷えが取れたら陣痛も本格的になり、『今回は四つん這いが楽!』と、言いながら四つん這いに。
良い感じで進んできたと詠んだパパ、こちらが声を掛けなくても、さすがは、ベテランパパ。
『子どもを起こしてきます』と、二階に駆け上がって間もなく、二人がすんなり起きて来たら 赤ちゃんも降りて来ました。
しっかり、降りてきた赤ちゃんをお姉ちゃんとお兄ちゃんはかぶりつき状態で見て、『赤ちゃんの顔、顔、顔』と実況中継状態。
特にお姉ちゃんは二回目の余裕?
そんなお姉ちゃんにつられてか?お兄ちゃんも嫌がらず、恐がらず、慌てず、楽しんでいる様子が見て取れる。
大阪母子センターの新生児科医師が『兄弟が兄弟になるために可能なら立会い出産をするべきだ』とお話しされていたことを地で証明してるなぁと感じる。
6時8分赤ちゃんは無事に家族みんなで迎えられました。3080グラム。
まさに玉のような男の子。


産後、家庭訪問。
出生届を見ながら、『私が3人のお母さんになるなんて、思ってもみんかったわぁ!』と、しみじみ。
そういえば、一人目のお姉ちゃんの時、生まれた瞬間の第一声が『産めたぁーーー!!』
助産師学校で学生間で骨盤計測をした時に前後径が18センチだったらしく、『中井さん、私、生めるかなぁ?』と言って最初にほのほ助産院に来たなぁと、思い出す。
それが今や、3人のお母さん。
すごいなぁ。えらいなぁ。
子どもは 財産だと 子どもがこの手から巣立った今、中井はしみじみ思います。
自然に家族の中の一員として溶け込んでいる赤ちゃんを傍らに『中井さぁ〜ん』と腕の中にすっぽり入ってくれる我が子の様なお姉ちゃんとお兄ちゃん。なんて、可愛いんでしょう。
これからも長いお付き合いが出来ます事を願いながら、『4人目があるかも・・・』という賛辞を心地よく感じたい〜いお産でした。